釈迦ヶ岳

 5月2日、快晴。大峯奥駈道きっての秀峰「釈迦ヶ岳」(1,800m)に登ってきた。

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 愛機カワサキ250TRでツーリングがてら、登下山口になる奈良県十津川村旭の通称「峠の登山口」(新登山口ともいうらしい。)まで走り、そこからの往復であった。

 峠の登山口到着は午前11時20分頃で、ここにはログハウス風のトイレがあったが、男女とも故障中で使用出来なかった。

 この峠は広く、付近一帯に登山者の車がたくさん止まっていた。

 折しも、なにわナンバーのマイクロバスでやって来た釈迦ヶ岳登山ツアーの一行20数名が、先に出発したので5分ほど出発を見合わせ、午前11時50分頃、峠の登山口を出発した。

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 最初は急登続きで少しガレていたので先が思いやられたが、次第に緩やかな歩きやすい道に変わっていった。

 尾根に出ると明るい空の下快適な道が続き、アップダウンを繰り返しながら、標高を稼いでいった。

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 道中にはブナの樹が多く、また至る所にバイケイソウが自生していた。

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 枯木や倒木も多く、鹿の食害が一因かも知れないと思った。

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 途中、十津川村立上野地中学校の生徒が作製した案内標識のある広場で、先の登山ツアー一行が昼食を始めている傍を通り過ぎた。

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 一行の弁当は、なぜだか六甲山縦走弁当であり、そのミスマッチが面白かった。

 こっちもまだ昼食を食べていなかったが、登山ツアー一行より先に登頂して頂上でゆっくり食べようと思い、先を急ぐことにした。

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 古田ノ森を過ぎ、午後1時半頃着いた千丈平では鹿の群れに出迎えられ、カメラを向けても全く動じなかった。

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 山歩きをしていると、鹿を見る機会は結構多いが、こんな超然とした鹿を見るのは珍しかった。

 釈迦ヶ岳南西稜の尾根歩きはまさに快適であり、天候にも恵まれ、大分前から関西で登りたい山の代表格と思っていただけのことはあった。

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 余談になるが、釈迦ヶ岳は「日本二百名山」「関西百名山」「新日本百名山」に選定されている山であり、これまでに登ったことがなく、その機会を窺っていた。

 登山道に沿う下草や斜面は短い笹で覆われ、笹は一様に刈り込まれたような短い丈であり、草原の中を歩いたようなものである。

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 午後1時40分頃、水場に出合い、下りの何人かが「不純物がない」とか「冷たい」とか言い合って水を汲んでいたので、帰りに寄ることにした。

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 大日岳の尖峰を右手に見ながら歩き、奥駈道と合流すると頂上まではもう僅かであった。

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 間もなく釈迦如来像が見え始めると、すぐに頂上に達した。

 午後2時であり、登山口から約2時間10分の行程であった。

 頂上では、釈迦如来像の周りに4,5人の登山者が休憩中であり、うち1人はフランス人の単独行者であるらしかった。

 すぐに2,3人が下りたので釈迦如来像西側の石積みに接してザックを下ろし、取りあえず登頂記念の写真を撮った。

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 360度遮るものがない絶好の展望を目の当たりにし、この醍醐味があるから山歩きはやめられないと思った。

 東方は大台ヶ原山方面、南方は笠捨山や玉置山など奥駈道南部方面、西方は伯母子岳や高野山方面、北方の山並みは手前から孔雀岳、仏生ヶ岳、七面山、八経ヶ岳(八剣山)などである。

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 頂上は狭く、風化の激しい一等三角点の標石は大きく露出し、その傍に錫杖が立っていた。

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 やっと昼食の弁当とクリームたっぷりの菓子パンを貪るように食べ、コーヒーを飲み、空腹を満たした。

 そうするうちに、弥山・八経ヶ岳方面からの縦走者が到着したり、例の登山ツアーの一行が頂上に着き、賑やかになった。

 一行が頂上から下りるのを待って、午後2時50分頃、ゆっくりと下り始めることにした。

 先の水場には10分ほどで着き、500mlのペットボトル1本分を汲んで少し口に含んでみたところ、やはり冷たくて喉に染みた。

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 千丈平ではまだ鹿の群れがたたずんでおり、鹿も当然あの湧き水を飲むんだろうなとふと思った。

 また下りの途中で例の一行が休憩している傍を通り抜け、登山口へと急いだ。

 一行のマイクロバスより先に峠を出発しないと、帰りの長く狭い林道走りがしんどくなると思ったので、休まずに歩くことにした。

 午後4時25分頃、頂上から約1時間半で峠の登山口に着き、無事念願の釈迦ヶ岳登山を終えた。

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この記事へのコメント

う~さん
2010年05月05日 07:40
奥駈の一つで釈迦ヶ岳ですかぁ~ 熊野本宮からでは中間地点でしょうか? 天気も良く最高の登山日和でしてね。
此のあたりへ来ると時期によりますが吸血鬼(ヤマビル)がいると聞いていますが・・・今は大丈夫みたいですね。
私は弥山~八経ヶ岳までは登ったのですが、何時かは行者環トンネル西口に駐車して奥駈の一部ですが行者環岳から大普賢岳~山上ヶ岳~洞川温泉まで縦走して見たいのですが、此処は交通の便が問題なので往復ルートになるかもしれません。
2010年05月05日 12:32
私も行者環トンネル西口に駐車し、弥山から八経ヶ岳まで歩いたことがあります。
いつかは行者環岳から大普賢岳、山上ヶ岳へ縦走したいと思っています。
2010年05月06日 06:15
足は、調子良さそうですね。
釈迦ヶ岳は某バスツアー行きました。登山コースは同じだったと思います。しかし頂上はガスで何も見えませんでした。再度チャレンジと思うのですが、交通の便が悪く遠いのが難点ですネ。

2010年05月08日 00:00
足は調子よくなりましたので、これからどんどん歩きまわります。
釈迦ヶ岳は晴れていてよかったのですが、つくづく山は天気次第だなと思います。

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  • バイクで釈迦ヶ岳へ

    Excerpt:  晴天の5月2日、大峯山脈の秀峰「釈迦ヶ岳(一等三角点・1,800m)」に登るため、登山口の奈良県十津川村旭までバイクツーリングを楽しんできた。 Weblog: よしひさの山歩き racked: 2010-05-05 11:54
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