槍・穂高縦走(シェール槍・新穂高ですが…)

 今日は珍しく朝から六甲山方面に足が向いた。

 穂高湖畔から、これから登ろうとするシェール槍(669m)を眺める。

 今日の天気はさえなかったが、雨が降らないだけましかと思った。

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 湖に沿って反時計回りに半周ほど進むと、登り口の表示はないものの、右手にある木の根や露岩が何となくここを登れと言っているような気がしたので、少し上に向かってみることにした。

 踏み跡があり、方角からもシェール槍への道と確信し、岩がゴロゴロする急坂をゆっくりと登った。

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 午前10時27分、わずかの時間で槍の穂先に達し、そこから西方に望む新穂高(609m)の雄姿に満足した。

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 頂上に標識等がないなと思っていたら、1枚だけ登頂記念の古いプレートを見つけた。

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 山を下りる途中、すれちがった単独の中年男性から「風はきついですか」と話しかけられたが、風はなく穏やかだったのでそんなやり取りをした。

 周遊路からシェール道に入り、穂高砂防ダムの前を通って杣谷峠方面に向かった。


 新穂高への登山口は、徳川道を西に向かい、摩耶山への分岐を過ぎるとすぐに見つかった。

 何の木か知らないが、新穂高登山口という小さなプレートがかかっていた。

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 もしこれがなければ気づかずに通り過ぎていたと思う。

 ここから始まる新穂高への道は笹のヤブ漕ぎと覚悟していたが、今の時期はまだヤブ漕ぎというほどのことはなく、足元は見えていた。

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 尾根に上がりきると、両側に笹が密生した道を快適に歩いた。

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 途中で新穂高の三角おにぎりのような山容が見えた。

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 一つのピークを過ぎて鞍部に下り、また高みをめざす。

 柔らかい土の上に落ち葉が堆積した急坂は滑りそうで歩きにくかったが、ダブルストックでしっかりグリップしながら笹の道をラッセルしているような感じだった。

 午前11時37分、これ以上の高みがない場所に着いたが、初めはここが新穂高頂上かどうか疑わしかった。

 というのも、頂上を示す標識らしいものが全く見当たらなかったからであり、展望もなく殺風景だった。

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 ここで昼飯を食べる気にはならなかったので、先を急ぐことにした。

 どこか眺めのいい場所はないかと思い歩いているうちに、あるピークの上に積み木のように岩が重なった場所が現れた。

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 なぜだか登高意欲が湧いてこの岩上によじ登ってしまい、眺めはそれほど悪くなかったが長居する気はせず、すぐに岩から下りた。

 この辺から道が不明瞭となり、テープはあるが向かう先が読めずにウロウロしまくり、取りあえず名もないピークらしい高みに登ってみることにした。

 この頂上が地図上の609mピークと思い、取りあえずここで昼飯休憩することに決めた。

 食後にラジオを聴きながらモンカフェを飲んでいると、唐突に1人の女性が現れ、私の予備の手袋の片方を拾って持ってきてくれていた。

 相手はすぐ立ち去ろうとしたので、私が道を聞こうとすると、相手も同様にそう思っていたようで、一緒に下りることになった。

 道はすぐに分かり、女性の足は速かったのでついていくのが大変だった。

 急坂続きで、鉄塔を過ぎると次第に緩やかな道に変わっていき、きれいな沢を越えれば徳川道に出合った。

 道連れとなった女性は、30代後半くらいだったと思うが、よく喋る女性だったので退屈しなかった。

 午後1時20分過ぎ、杣谷峠付近で別れたが、珍妙なシェール槍・新穂高縦走となった。

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