城崎温泉と来日岳(2)~登山とその後の愉しみ

 全但バスの来日停留所付近に着いた。

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 やはり歩いていれば相当な時間のロスになっていたと思われ、タクシーを使ってよかったと思った。

 すぐそばを流れる円山川の水量は豊富だった。

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 来日岳西登山口の標識に導かれ、宮代川橋りょうを潜って登山口に向かおうとした途端、生い茂った草に阻まれそうになった。

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 歩く準備を整え、気を取り直し、草をかき分けて登山口に着いた。

 金属製のゲートを開け中に入り、登山における注意事項という標識を眺めた。

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 歩行時間約4時間という目安だった。

 ここ但馬は最近あちこちでクマの出没が報告されており、気をつけるに越したことはなく、ラジオの音を鳴らしながら登っていくことにした。

 来日岳の標高は567mだが、登山口はほぼ標高0mに近く、また気温も上昇しているように思われたので、バテないようことさらゆっくり歩くことを心がけようと思った。

 2体の石仏に見送られ、午後0時11分に登山口をスタートした。

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 いきなりの急登だったが、ゆっくりなのでまだ体にはそう響かなかった。

 10分ほど歩くと「山頂まで88分」の標識が現れたので、どういう根拠かと面白く思えた。

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 午後0時49分頃、「天望」という標識のある場所に立つと、付近の木がいくらか切り払われ、円山川方面の展望がひろがっていた。

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 黙々と歩き、午後0時58分に「304mの頭」に到着、「山頂まで55分」とのことだった。

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 この付近には道の両側にササが多くなった。

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 石仏が現れるたびにシャッターを切っていたが、あまりにその数が多すぎるので面倒になり、次第に撮るのを抑えるようになった。

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 304mの頭を過ぎてからはしばらく緩やかな登りが続いた。

 「来日岳来日口中間点」に着いたのは午後1時17分で、「山頂まで45分」の標識があった。

 ここまで約1時間6分かかっており、コースタイムにとらわれず、安全に配意しながら歩いて行こうと思った。

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 昼食はまだだったが辛抱できそうだったので、頂上で食べることにした。

 植生のことはよく分からないが、豊かな森林の中で、胸一杯にその空気を吸い込んだ。

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 尾根を歩く登山道に、延々と落葉広葉樹の落葉が堆積し、非常に歩きにくかった。

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 午後1時39分、「山頂まであと30分」の標識が現れ、まだ30分もかかるのかと思い、落葉で歩きにくい道が恨めしかった。

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 午後1時59分、「山頂まで10分」の標識。

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 午後2時08分、登山口からほぼ2時間かけて来日岳山頂に着いた。

 ゆっくり歩いたので、疲れはそれほどでもなかったが、お腹が空いていた。

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 展望台は立入禁止となっていたので、一等三角点や石仏群のある頂上芝生広場に行き、ここで妻手作りのおにぎりなどを食べた。

 しばらくは飲んだり食べたりで忙しく、山頂からの景色を眺めるゆとりがなかった。

 食欲が落ち着いたところで、日本海や山頂の風景を楽しんだ。

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 来日岳頂上の一等三角点について、三角点の文字が本来南向きに埋設されるのが通常だが、ここの三角点は西向きに埋まっていた。

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 山頂で約50分ほどゆっくり休んだ後、午後2時57分、約4.6km先の大師山をめざして下山を開始した。

 林道に離合する山道を下ったが、最近人が歩いたのかなと思えるような荒れた道が多く、時々林道に出てはまた山道に入るというコースだった。

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 このコースは近畿自然歩道となっていた。

 取りあえず大師山方面に向かうものの、途中分岐点で道標がないので不安になり、勘だけで見当をつけ道を選んだりした。

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 午後4時15分頃、城崎温泉街が見渡せる位置に到着。

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 大師山山頂まであと100mという場所まで来たところで、それまで大師山からロープウェイで下山しようと思う気持ちもあったが、温泉寺参道(城崎温泉)への散策道が500mという道標により、歩いて山道を下った。

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 墓地前を通り抜けると多宝塔、次いで鐘楼を過ぎると本堂があり、少し先にロープウェイの温泉寺駅があった。

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 温泉寺は由緒のある寺院で、本堂など5点が国指定重要文化財とされていた。

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 温泉寺参詣は次の機会に譲ることとし、午後4時44分に山門を出ると、城崎温泉ロープウェイ駐車場に駐めたバイクの元に向かい、シートバッグから着替え等を取り出し、一番近い外湯に向かうことにした。

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 本当なら鴻の湯が一番近かったのだが、そのことを失念しており、まんだら湯に向かった。

 平日のせいか温泉街は静かで、何組かの外国人カップルが浴衣姿で外湯をめぐっていた。

 まんだら湯は空いており、小さいが清潔な雰囲気のいい温泉だった。

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 桶風呂があったのだが、先客がいたので遠慮して入らなかった。

 山歩きの汗をきれいに洗い流し、髭を剃り、さっぱりして着替えをした。

 午後5時半過ぎ、GSR250で駐車場を出発し、ほぼ往路と同じルートで帰途についたが、北近畿豊岡自動車道の八鹿氷ノ山インターから高速に入った点だけが異なった。

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 半袖Tシャツにジャージだけでは体が寒くなり、和田山インターの路肩で合羽を着込んだ。

 道の駅「フレッシュあさご」で家の土産を買い、カップコーヒーを飲んで体を温めた。

 時折雨がぱらついたが既に合羽を羽織っていたので問題なく、播但連絡道路は車が少なかったので走りやすかった。

 午後8時半、妻に連絡していた通りの時間に無事帰宅した。

 ツーリングと山歩きと温泉を堪能し、充実を感じた1日を過ごした。《完》

 【城崎温泉と来日岳(1)~GSR250でアプローチ】

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