藍那古道などを歩く(箕谷からしあわせの村まで)

 平成28年7月10日、登山部の例会に参加して神戸市北区に出向き、神戸電鉄箕谷駅から「しあわせの村」まで、藍那古道など太陽と緑の道、近畿自然歩道等を歩いた。
 コース核心部は藍那古道と言われる山道であったが、当日のコンディションはあまりよくなかった。
 道がぬかるみ、休憩しようとしても蚊がブンブン飛び回っていたので、これはちょっと…という思いだった。
 しかし、相当以前に丹生山系を縦走して以来、久々に歩くこの界隈の山歩きだったので、新鮮な気持ちで歩けたのがよかった。
 また、六條八幡宮の三重塔(国の重文)を初めて見ることができたのは収穫だった。
画像

 当日は梅雨の晴れ間で蒸し暑く、びっしょり汗をかいたので、ゴール地点のしあわせの村の温泉に浸かると、サッパリして生き返った気がした。
 朝、神戸市営地下鉄三宮駅から北神急行で谷上駅に向かい、同駅で神戸電鉄新開地駅行き普通電車に乗り換えた。
画像

画像

 8時30分、神鉄箕谷駅に18名が集合し、会長のコース説明後、早速歩き始めた。
画像

 箕谷周辺にはいくつか見所があったが、あらかじめコースが決められており、まず六條八幡宮をめざした。
 R428の青葉台口を通過し、この付近の山を見上げると、紫色系の面白い花が群生しており、種が飛んだのか道路上にもこんな花を咲かせていた。
画像

画像

画像

 帰ってから調べると、ブッドレア(フサフジウツギ)という名前だった。
 この界隈は滅多に歩くことがないが、長閑というか風光明媚な田園風景が多かった。
画像

画像

 志染川を幸座橋で渡ると、太陽と緑の道の案内があった。
画像

 瓦屋根を載せた塀をめぐらした邸宅があり、由緒ある旧家だろうかと思った。
画像

 谷寺口交差点にある山田中簡易郵便局は目立つ建物だった。
画像

 鮮烈なオレンジ色のヒメオウギズイセン(モントブレチア)が咲いていた。
画像

 これはヨウシュヤマゴボウと思われた。
画像

 水田の向こうに六條八幡宮が見えた。
画像

 八幡宮の周辺は稲の緑が実に鮮やかで、とても神戸市内とほ思えない景観だった。
画像

画像

 9時25分頃、応神天皇を御祭神とする六條八幡宮に到着し、境内で小休止した。
 同神社の由緒や石鳥居など。
画像

画像

画像

 境内や本殿の様子。
画像

画像

画像

 境内にある三重塔は、由緒にも書かれていた神仏混交の名残りで、国指定の重要文化財だった。
画像

画像

画像

 15分ほどの休憩を終え八幡宮を出ると、近畿自然歩道で丹生山方面に向かった。
画像

 緑に浮かんで見える紫の花がきれいで、調べるとヤナギハナガサ(サンジャクバーベナ)という名前だった。
画像

 暑かったもののこんな田園風景を眺めながら自然歩道を歩くのは気持ちがよかった。
画像

画像

画像

 道端にキキョウが咲いており、一服の涼を添えていた。
画像

 10時04分、丹生宝庫を左折南下した。
画像

 丹生宝庫の北方に丹生会館があり、同所から藍那まで「太陽と緑の道」(コースNo,21)となっている。
 この道中に藍那古道が通っているが、藍那古道は義経道とも呼ばれているそうで、平家討伐に向かう義経が鵯越まで歩いたとされているという。
 ブロ友のアルクノさんが、以前神戸市のボランティア隊員としてこのコースの保全を担当されており、そのことはアルクノのブログ「太陽と緑の道のパトロール・藍那古道(2014.01.22・水)」に詳述されている。
 志染川(山田川)を南下し、丹生神社鳥居そばの信号を渡り、「太陽と緑の道」標識に従って田園の道を進む。
画像

画像

 10時16分、いよいよ藍那への山中に入る。
画像

 藍那古道を歩くということでワクワクし、最初は舗装されていたので歩きやすかったものの、太陽と緑の道の標識に、「モトクロスバイクにちゅうい」と書いてあった。
 モトクロスバイクが通るということは道が荒れているのではと危惧した。
画像

 舗装路はすぐに終わり、古道らしい雰囲気の樹林の多い山道になっていった。
画像

画像

 ときどきこんな標識があった。
画像

 急登はないが、だらだらした道が続いた。
画像

 次第にぬかるみが現れ始め、地面を見ると、水たまりやバイクの轍のあとが目立つようになっていった。
画像

 そうするうちにやはり現れ、おとなしく止まっていてくれた。向こうもそれなりに気を遣っているのだろう。
画像

 この日の2日、3日前は結構な雨が降った印象があり、そのせいで山道に水たまりができたり、ぬかるんだりしていたのだろうと思った。
画像

画像

 11時07分、広い道に出て小休止となったが、この道中、部員から休憩を求める声も上がったりしたが、蚊が多かったので適当な休憩場所が見出せず、会長の賢明な判断でここまで歩き通した。
 10分ほど休んだ後、この舗装された道を藍那に向けて歩き始めた。
画像

 林道といった感じの道を歩き、11時32分、藍那小学校付近に到着した。
画像

 この辺りで、カメラがこれ以上保存できませんと悲鳴をあげたので、電池/カードカバーを開けてみると、なんとカードが入っていなかった。
 昼食時まで撮影を中断し、歩くのに専念した。
 国営明石海峡公園神戸地区あいな里山公園の棚田ゾーンにさしかかった。
 有料施設なので中には入らず、相談ヶ辻歩行者口周辺で昼食にした。
画像

画像

 トイレだけ使わせてもらい、そのついでにこんな藁ぶき屋根の施設があるのを見た。
画像

 その後、星和台という住宅街を抜け、13時04分にしあわせの村に到着した。
画像

 園内はべらぼうに広く、温泉施設までずいぶん遠かったが、汗を流しさっぱりすると活力が甦った。
 暑いからといって避暑ばかりしていてもダメで、たまにはこうして思い切り汗をかくことも必要だと思った。

にほんブログ村 アウトドアブログ 登山へ
にほんブログ村

この記事へのコメント

雲行
2016年07月13日 19:31
六條八幡の三重塔は凛とした美しさでしたね~。ヒメオウギズイセン、ヤナギハナガサには気が付きませんでした。トンキチさんの手にかかるキキョウはあの蒸し暑さを忘れさせます。
2016年07月13日 20:29
 雲行さん、こんばんは。
 三重塔立派でしたが、まさか国指定の重文とは思いもしませんでした。((+_+))
 へたすると国宝級ですよね~。
 遥か向こうまで水田の続く風景が印象的でした。
2016年07月13日 22:25
先日は「太陽と緑の道のパトロール・藍那古道(2014.01.22・水)」に気持ち玉を頂き、その紹介まで、感謝します。
この例会があるので、検索して、アルクノの記事を見て頂いた訳ですね。

山歩きを始める以前、ウォーキングとして何度も歩いた道です。

「水田の向こうに六條八幡宮が見えた。」
から3枚目の写真右上に校舎が見えますが、これが山田小学校です。
開校は明治6年(1873年)で143年の歴史があります。
山田中学校は箕谷駅から近く、下谷上農村歌舞伎舞台の隣にあります。
六條八幡の銀杏も有名で、秋には多くの人がやってきます。

藍那古道の中間点辺りで細くなっている所は大丈夫でしたか?
バイクが通っているので、補修されたんでしょうか。

藍那小学校も古いですが、生徒数の減少で小規模特認校に指定されています。
条件を満たせば、校区外からも通学することができる制度で、複式学級の解消など学校の活性化を図っています。

国営明石海峡公園神戸地区のあいな里山公園が開園しましたね。
私が歩いている時はずっと工事中でした。
ここにも新しい農村舞台があり、イベント時にはライブもあるようです。
写真にある茅葺の家は「相談が辻の家」で、一ノ谷の合戦にまつわる伝承の地であることが書かれていたと思います。
義経一行はここから「しあわせの村方面~鵯越墓園方面~高尾山(義経馬つなぎの松)~鵯越の逆落しに向かったとされます。
これも、テーマ「歴史」の
義経の足跡を辿って・前編(2010.09.24)~後編にあるので、ご覧頂ければこの辺りの事情が分かると思いますよ。

また、太陽と緑の道を歩きましょう
2016年07月13日 23:48
アルクノさん、こんばんは。
先日「太陽と緑の道のパトロール・藍那古道(2014.01.22・水)」読ませていただきました。この例会に関し、検索してアルクノさんの記事を読み、大いに参考にしました。

「水田の向こうに六條八幡宮が見えた。」から3枚目の写真右上に写っている校舎が山田小学校ですか。
明治6年(1873年)開校で143年の歴史があるんですね~。
山田中学校は、下谷上農村歌舞伎舞台の隣なんですね。
下谷上農村歌舞伎舞台は箕谷駅周辺の見所の一つと、駅前の案内図で認識していました。
六條八幡の銀杏も有名だそうで、ブログでクローズアップはしませんでしたが、現物をしっかり目に焼き付けるように眺めました。
圧巻だったのは、やはり三重塔でした。
時期と時間を変え、再訪したいと思います!

藍那古道の中間点辺りで細くなっている所があり、ちょっとビックリでした。
でもアルクノさんが担当されていた当時よりは幅が広がっていたかも知れません。

国営明石海峡公園神戸地区のあいな里山公園の一部が開園していました。
写真にある茅葺の家は「相談ヶ辻」付近にあり、「そうだんがつじ」でなく「そうだがつじ」と読むことを学習しました。

アルクノさんのブログテーマ「歴史」の義経の足跡を辿って・前編(2010.09.24)~後編を拝読して歴史ロマンに思いを馳せてみようと思います。
2016年07月14日 10:09
こんにちは。

六條八幡宮の三重塔いいですね。
素晴らしいですよね。
私も一度行ったことがあります。
しあわせの村まで歩かれたんですか。
山の神戸は、神戸じゃないみたいですね。
2016年07月14日 15:21
六條八幡宮に初めて訪れ、三重塔を見ましたが、厳かな歴史建造物でした!
古道歩きでしあわせの村に行きました。
六甲山の裏側は、風光明媚です。(^.^)
2016年07月14日 16:43
六條八幡宮の三重塔
厳かで素晴らしいです
田園風景いいですね
お花を愛でながら・・・
お優しいお気持ちが現れていますね
2016年07月14日 21:33
暑い中のウォーク、お疲れ様でした。
「藍那古道、しあわせの村」というキーワードを聞けば、アルクノさんが頭に浮かんでしまいます。(^^ゞ
ボクは、この方面には行った事が無いのですが、行ってみたいと思っています。
特に、「しあわせの村」は、とても興味があります。
「藍那古道、しあわせの村」だけでなく、丹生山系の山も登ってないので、その内に、と思いながらも、なかなか行けてないです。(^^ゞ

三宮駅から北神急行で谷上駅へ出られたんですね。
初めて、北神急行に乗った時は、山田道を下山して、谷上駅から乗ったのですが、驚きました。
新開地駅経由で三宮駅に出ると、かなりの時間が掛かりますが、北神急行ですと、アッという間。
運賃は高くても、値打ちがあります。
六甲の山中を走ってると思うと、とっても楽しかったです。(^^)

田園風景が鮮やか。
もう、かなり成長してますね。
神戸市って、ハイグレードな町をイージしてしまうのに、こういう長閑な所もあるというのが素晴らしいですね。
そして、その中に、歴史的に由緒のある六條八幡宮などの建造物もあり、史蹟も数々あり、ウォークするには、実に良い所です。

藍那古道は、バイクも走行可なんですか。
自転車の方は、アチコチで遭遇したりしますが、自転車もそうですが、ハイキング道では、あまり出遭いたくはないですね。(^^ゞ
それに、この写真を見てると、道は広くないですしねぇ…
生駒でも、途中で、車輌(自転車も)が通行出来ないように、車止めがありますもん。

「しあわせの村」は、広くて色んな施設がありましたね。
以前に、HPを見た時に、レンタサイクルやバスがあったのを覚えています。
神戸って、ホンマ、デッカイ施設をお持ちですね。(^^)
沢山流した汗も、温泉でスッキリ。
まさに、「しあわせの村」です。(^^)
2016年07月15日 08:09
初めまして♪
気持ち玉ありがとうございます。

長閑な田園風景が良いですね、
青空の中、汗びっしょりかいて暑そうですが
爽快なハイキング、いいですね(^O^)/
また、お邪魔します♪
2016年07月15日 10:58
yoppyさん.こんにちは。
「藍那古道、しあわせの村」というキーワードでは、やはりすぐにアルクノさんのことが浮かびます。
なので、山行前夜に「アルクノのブログ」で一夜漬けの勉強をした次第です。(^.^)
yoppyさんも、ぜひまたこの方面に足を伸ばしてみてください。
「しあわせの村」は、とてつもなく広いです。
歩いて行ったのは初めてで、これまでマイカーやバイクでしか行ったことがありませんでした。
帰りに三宮までバスに乗りましたが、いろんな路線があり便利でした。
無料のシャトルバスも出ていましたが、人数超過で乗れませんでした。

藍那古道は初めてでしたが、夏以外の季節がいいのではないかと思います。
丹生山、帝釈山、稚児ヶ墓山など随分昔に縦走しました。
懐かしい思い出ですが、もう風化しつつあります。

三宮駅から北神急行で谷上駅へ出ました。
北神急行は、運賃が高いのですが時間が速い!
アッという間に六甲山の裏側に行きます。
運賃は高くても、朝など利用する値打ちがあります。

この日、やけに田園風景が鮮やかでした。
神戸市も、六甲山の裏側に行けば、こういう長閑な風景が見られます。
そして、六條八幡宮の三重塔(重文)には驚きました。
歴史的建造物あり、路傍には花も咲き、風光明媚とあれば、ウォークするには実に良い所でした。

藍那古道をバイクが走行可なのにビックリしてしまいました。
由緒あるハイキング道なのに珍しい措置です。
事故防止の観点から、通行止めが妥当な気がします。

「しあわせの村」は、広くて色んな施設がありますので、利用価値が高いです。
2016年07月16日 07:31
とわさん、おはようございます。
また訪問しますので、よろしくお願いします。
暑い時期のハイキング、汗ビッショリかいてたいへんですが、歩き終わったら爽快でした。
2016年07月16日 07:37
ジュンさん、おはようございます。
田園風景のなかにある三重塔。
とても素敵な佇まいでした。
路傍の花も健気でした。
2016年07月17日 11:58
神戸は市街地に行くことが多いですが、
拝見していて最初の田園地帯なら歩けますが、
山道はぬかるみもあり、とてもついて行けず
健脚の方が羨ましいです。
暑い時でも汗をかく程の運動をされると、
達成感が倍くらい違うでしょうね。
三重塔は造りが立派で重厚感がありますね。
良い一日、お疲れ様でした。

2016年07月17日 14:40
つばささん、こんにちは。
山道は足元が悪かったにせよ、そう急な登り下りもなく、コンディションさえよければ、普通の人なら大丈夫ですよ。
陰もあり、風が吹けば、涼しくさえあった感じで、街歩きより楽だったかも知れません。

この記事へのトラックバック